Sailing in the Dawn

残酷な運命も変えなくていい。

6→5→4→3を歌詞から読む

 
痛い傷を積極的にえぐりにいく記事です(小声)
 
ほとんど6人時代の記憶しかないわたしが語るのもどうかなとは思うんですが、要所要所はおさえてるつもりですので、大目に見てください。
こんな記事かけるのはやっぱり10ksでかめちゃんがみんなの名前を呼んでくれたからだし、ファミクラで抜けてったメンバーのことも大好きだって言ってくれたから。わたしがこうやってKAT-TUN語れるのもかめちゃんのおかげだとおもう。赤西担はハイフン名乗っちゃいけないんだとおもってた時期はすくなからずあったし。
 
大好きなバンドなんかとちがって、歌詞に自分たちの言葉を基本的にはつかえないアイドルの歌詞に関しては、逆に妄想がはかどるというか深読みしたくなるというか。ついつい本心はどこにあるのか核心はどこにあるのかと探したくなるわけ。実は表向きはこう言ってるけど、歌詞ではこう表現されてるんだ、、、!みたいなやつ。ついやるじゃない。とくに、色々あったあとは(笑)
でも!深読みしたっていいと思うし、そうされてもいいようになってるはずだと私は思う。だって、バンドにA&Rがいるように、アイドルだってアーティストなんだから、どんな曲にするのか、どんな歌詞がいいのかをちゃんと決める優秀なスタッフさんがいるはずだもの。そしてそのスタッフたちが、内情を知らずに勝手に曲を押し付けて、かれらが押し付けられた曲を歌えるほど、人間うまく出来てない。
KAT-TUNはタイアップありきのJ-POPを歌ってこなかったし、それはひとえにスタッフさんとメンバーの音楽へのこだわりのはずだから、そこにチームの心情が反映されてなきゃおかしい!ぜったいに!
 
だから、ファンが深読みして感じ取れるくらいのものは、感じ取ってもらっても構わないというチームの考えだというスタンスで話は進みます。ここまで前置き!ながい!
 
 
●6→5
離脱の方ではなくて、脱退の方の話を。
N.M.P.もそうだけど、NO MORE PAINはほかのアルバムと比べて、全体的に「失う」ということに意識が向いた曲が多い気がする。失恋の曲が多いだけ?いやいや。表題曲のサビが「I DON'T WANNA LOSE YOU」って時点で。
取り上げたいのはこの曲。
・PROMISE SONG

聖くんが泣いたと噂の曲。実際はまだKAT-TUNを離れることは正式に決まってなかった頃の曲なんだけど、心情が読み取れすぎておそろしいくらいで、今でも聞くと精神不安定になる。いったいどうしたらよかったんだろうね。

FARAWAY この風に乗せて 君だけに届けたい言葉たち

聞こえてるかい? あの日と変わらない 途切れない小さなメロディー

FAREWELL 別々の道で 同じ色の花を また探そうよ

道に迷い くじけそうな時に しるしになるように

ねえ、いったいどうしたら(号泣)

殺傷能力があまりにもたかすぎる。「君」に当てはまる人がひとりしかいないじゃないか。別々の道に分かれても一緒に頑張ろうと言ってるようにしか聞こえないじゃないか、、、「同じ色の花」っていうのがすごく好き。花って小さくて儚くて繊細ですぐに枯れちゃう。でも健気でうつくしい。探しているものもきっとそれに似ていて、儚くてすぐに見えなくなってしまうけれども、うつくしいもの。

たぶん、それを人は夢とよぶんじゃないかな。

約束の歌は いつまでも心の奥深くに 響き渡り そして歩き出すよ また出会える日まで

 

●5→4

うえに書いた6→5とはちょっと事情が違うのもおおいに影響してるんだろうなと。夢を追って自分から船を降りたのと、オーナーから船を追い出されてしまったのとでは訳がちがう。でも、KAT-TUNがこの日をきっかけにバラバラにならないように、「楔」という作品が作られたんじゃないかなとおもいます。

・4U

彼らがつなぎとめたかった絆はハイフンとの絆だったのが大変嬉しくて今聞いてもやっぱり号泣する。

雨上がり見上げた 雲間から射し込む

愛おしさ果てなく キミへ続くよBRIGHTER

不確かなこの街で 埋もれかけていた

この絆1つ以外 何もいらない

4Uっていうタイトルも含めて、アルバムを買って聞いてくれたファンにだけ、伝わればいいっていうメッセージなんだろうな〜っておもって今日も聞いてる。この絆1つ以外何もいらないって幸せか、、、

まるで月と太陽のようなYOU & ME

キミがキミでいてくれるから輝けるよ

これからも月と太陽みたいに支え合う関係でいたいです(突然)

 

●4→3

実際この記事は、ここまでが前置きみたいなもん。

タイトルの下にブログの説明文を入れるところに、「残酷な運命も変えなくていい。」と書いた意味を説明するためでもある。もちろん、取り上げる曲はこちら。

・TRAGEDY

まず、この人数が減ると決まったあとの一発目に「悲劇」ってタイトルの曲持ってくるって、チャレンジャーだなとおもったよ。もしくはバカ。積極的すぎるでしょ。タメ旅では完全にネタにしてくれてたけど、ネタにできるようなテンションの曲でもないじゃん?いや逆にシリアスに悲劇を歌うっていう高度なギャグなの??? 

繋ぐいくつかの伏線 既視感で染まった悪夢のよう

ギャグじゃなさそう。

伏線に既視感。なにか思い当たるようなことがあったのかな、、、赤西さんなんかあからさまに仕事やりにくそうだったけど、あの末っ子気質の大型犬は笑ってるから気づかなかったよなあ。

触れる途端遠のく 蜃気楼が嘲笑う不調和

揺れる予感惑わす 贋物の光景 眺めてた

何度 今日の 過ち犯せばTRAGEDY 越えられるだろう

蜃気楼とは「光の異常屈折現象の一つで、像の位置がずれたり、倒立したり、実在しない像が現れたりする現象の総称」だそう。つまりは見えてる光景が「贋物」。

この2番のAメロはそのままメンバーの苦悩みたいなものが投影されている気がする。

予感があったのは「伏線」や「既視感」という言葉で表現されていて、でもそれを確かめようと近づこうとすると、「蜃気楼」のように消えてわからなくなってしまう。だけど、結局「悪夢」は繰り返されてしまって、「偽物の光景 眺めてた」だけの「過ち」を何度犯せば俺は、、、っていう罪の意識みたいなもの。書いてて辛くなってきたぞ、、、

終わった季節の中閉じ込めた 凍らせた一頁に「サヨウナラ」

二度と悲しみに流す涙なんて 僕らに要らない

悲劇を今 越えてく

でも今回の「悪夢」だって過去の「一頁」として刻んでも、それに囚われることなくその先に進んでいく、そういう前向きな歌なんだよね。そしてこれ以上「悲しみに流す涙」を必要としないように。もっと強くなれるように、と。

 

僕らが出会えたあの日を後悔させはしない この先も

これは別れる彼に餞として贈る言葉でもあるし、自分に言い聞かせる言葉でもあるんだろうなと思ってる。だからその後の

残酷な運命を変えられるのなら(僕が僕を信じて)

何が待ち受けていようとも 鼓動を裏切るな

っていうのはちょっと違うじゃんって思うのです、「残酷な運命も変えなくていい」、それすら運命として受け入れて、前に向かうって歌って欲しいの、KAT-TUNにはね。

そして、運命が彼らを再び同じ場所へ導いてくれると信じて。

 

いつの日か再会の花が咲くように(僕は君を信じて)

何を失ったとしたって 想いを偽るな そう最後の最後で すべて輝くから

 

 

 

追記

私の想像以上の人が見に来てくれてとても嬉しいです、スターつけてくれた人も本当にありがとうございます。読んでくれてる方がいると思うと、がんばれます。今後もよろしくお願いします!