Sailing in the Dawn

残酷な運命も変えなくていい。

キスマイのI SCREAMがとてもよかった件②

まさかの先月の記事の続き。


キスマイのI SCREAMがとてもよかった件 - Sailing in the Dawn

いやあの記事を書いた時はまさか続きを書くとは全く思ってなかった。

キスマイのライブよかったな〜!という気持ちは、セクゾちゃんのウェルセクを初めて見た時や嵐のデジタリアンを見せてもらった時とそんなに変わらないと思ってたから。

 

ところがどっこい。

 

あのDVDを買ったのが先月5日、まだ1ヶ月だがなんとすでに6回みた。視聴回数6回到達の最速記録を大幅に更新している。なんなら私惑星コン5回見たかどうかもあやしい。女王コンはたぶん30回くらいは見てるが、それでもこのスピードは明らかにおかしい。

 

キスマイ担の皆さんには大変申し訳ない話だが、残念ながら長らく私はキスマイにほぼ興味もなかった。主な理由は三つある。

 

KAT-TUN担にとっては、キスマイというのは永遠に後輩ポジションである。

KAT-TUNと派閥が違ったので歌番組で一緒にならなくて、あまりデビュー後の歌を知らない。

③そもそもお気に入りがいない。

 

①に関しては、あの頃は赤西さんしか見えてなかったし、KAT-TUNしか見えてなかったけど、エビキスの名前と顔は全員一致してたし、デビューしてからもKAT-TUNのバックで踊ってたヤツらがデビューしてがんばってる!という気持ちはあったけど、それ以上のことはあんまり考えたことなかったというか。私KAT-TUNじゃないのに、エビキスは「後輩」という認識が強すぎたし、あいつらのことはよく知ってるから今更な〜とかいうよくわからない古参みたいなこと思ってた。うん。

でも一番の原因は絶対②ですねww KAT-TUNが出てるからっていう理由で歌番組をつけることはあったけど、自担がKAT-TUNやめてからはなかなかテレビに出てこないバンドばかりを追いかけていたために、KAT-TUNが出てる時以外は全然見なかったんですよ、歌番組というものを。それでも大型歌番組でかつんは嵐やTOKIOさんや関ジャニなんかとは一緒に出ててなんとなく知ってる曲も沢山あるけど、キスマイはあの忌まわしき派閥制度のせいでずーっと共演できなくて!!!!だからキスブサとカウコンの時の彼らくらいしか知らないんですよ、デビュー後のキスマイ。ハチャメチャに格差売りしてたことくらいしか。とっくに「KAT-TUNの後輩」というポジションを離れて、立派にデビュー5周年を迎えたというのに。

③に関しては上記のような感じで過ごしてきてしまったのでお気に入りを作るに至らなかったというだけで、そんなに深い意味は無いです。

 

そんな私が、まさかSnow Man経由でキスマイにもう1度出会うとは夢にも思ってなくて。最初にすのを推し始めた頃にキスマイのライブでめっちゃ活躍してましたよ!!ってDVDオススメしてくれた後輩が、「キスマイもいいってなるやつです!」って言ってたの思い出した。その通りになった。くやしい(笑)

 

でも、もしかしたらこの「I SCREAM」というコンサートじゃなかったら、こんなにもハマらなかったかもしれないというくらい、「I SCREAM」が名盤だし名ライブだとおもう。

 

とりあえず後追いでアルバム借りたんだけど、

もう超名盤じゃないですか!!!なんで誰も教えてくれなかったの!!!!

はちゃめちゃにクールでスマートなアルバムだと思う。もちろん中身はジャケット通りのカラフルさなんだけど、クールって言うのは何というか、冴えたアルバムだなと。

どの曲をとってもクオリティが高いし、ジャニーズ特有のハッピーなトンチキソングが無いのもかつん育ちのジャニヲタには心地よい。ハッピーパーティソングは沢山入ってるけど。avex最高。すばらしい。スタッフ有能。

そしてなんと言っても、冒頭3曲がすばらしい。今思えば、コンサートがOvertureで始まって、YES! I SCREAMでパーーーッと視界が開けたようなイントロが流れた瞬間に、既に心掴まれてたんだと思う。ちょっと不穏で、でもワクワクするようなインストから、目の前に真っ青な海が現れたような晴れやかな曲への展開が最高すぎた。そしてその次がこれまた夏の爽やかで瑞々しい朝の空気感を閉じ込めたような曲で。最高だね(語彙力)

シングル収録曲もアルバムの流れに馴染む配置になってるし(既存曲の多さは否めないんだろうが私はひとつも知らなかったから全然OK)、真ん中に「夕空」が来るのも時間経過的な意味で良いし、ラストスパートの流れも、最後にバラードというベタな締めじゃなくて、一番の感動ポイントを終わりから2番目に持ってきて(Re:はキスマイをそこまで知らずに聞いても、曲作りの過程を知れば充分泣けるがそこに言及するのはファンに申し訳ないので割愛)、後ろにI Scream Nightが来るのは結構ずるい。

とにかくこの曲はゴリゴリのEDMなんだけど、夏の終わりの儚さとか切なさとかをたっぷり含んでいて、終わりが近づいていることを知りながらそれでもまだ踊り続けるぜ!っていう、結局これも泣ける終わり。アルバムの構成として完璧すぎた。こうなってくると、通常盤のみ収録のボーナストラックのWANTEDはアルバムのことだけ考えたら蛇足と言わざるを得ない…。

それにしても、夏の終わりってどうしてあんなに寂しいんだろうね。夏が終わることを惜しむ気持ちって、あんなに楽しかった夏休みが終わっちゃう…みたいな単純な気持ちじゃなくて、すごく切なくなりませんか。花火が上がったあとに漂う白煙を見てる気分というか。しかも、春も秋も冬も終わりを惜しむ気持ちってあんまり無くて、むしろ意識は次の季節を向いてるのに、夏が終わるのはとにかく名残惜しくて。エモいね。

そんな夏の眩しさと楽しさと切なさを、すべて余すことなくパッケージングしたのがこのアルバムI SCREAMです!!!!ほら、もう聞くしかないでしょ!!!!

I SCREAM(2CD+2DVD)(完全生産限定 4cups盤)

I SCREAM(2CD+2DVD)(完全生産限定 4cups盤)

 

 

もう出会う人全員にこのアルバムの宣伝して歩きたいよ。

 

あと、私がこのアルバムで一番好きなのは、ベタなんだけどFlamingoです。秘めた恋心をフラミンゴの鮮やかなピンク色に例えたとてもお洒落で大人な感じの曲。じつはフラミンゴって常にピンクのイメージだけど、もともとは白いんです。プランクトンを食べるとピンクになり、鮮やかなピンク色をしてるほどモテるんだって。これ余談。

この曲聴くまでは、キスマイってわりとというか、重低音でガンガン踊るEDMのイメージがとても強かったんだけど(avexお得意)、まさかこんなR&B調の大人なラブソングを歌うようになってるとは…!というのと、ビターなラップと甘いメロの掛け合いになってるあたりがかつん担には激しく懐かしくて最高すぎた。特に2Aの二階堂ラップと宮田主旋律の部分が際立ってビター&スイートですばらしい。

でも、大人なラブソングだけどかつんほどのエロは感じなくて、ただひたすらにほろ苦いのに甘酸っぱいという、、、!青春の恋を引きずったまま大人になってしまった感じがたまらないんですよ…。とはいえ、KAT-TUNのI LIKE ITとかスイチェン好きな人は絶対この曲も好き。しかもあのSTEVEN LEE先生の作品ですよ。ほら、かつん担はだいたい好きでしょ!さあみんな聞こう(宣伝)。

 

I SCREAM(2CD)(通常盤)

I SCREAM(2CD)(通常盤)

 

とりあえず通常盤なら某T屋で借りれるから。騙されたと思って借りて。

 

 

あれ、まだコンサートの話してないのにこんな文字数です…

 

コンサート本編の感想は別エントリーにします!

書きたいことありすぎてまとまらないな…どうしよう…