Sailing in the Dawn

残酷な運命も変えなくていい。

SMAP解散によせて

昨日、スマスマが終わりましたね。

それは同時にSMAPの終わりを告げていました。もうこれから5人が揃う姿を見ることは無いんだね。私が生まれた時にはもう既に存在したSMAP、私が物心ついた時にはもう始まっていたSMAP×SMAP。月曜日夜10時にスマスマがあるのは、毎日太陽が東から昇るのと同じくらい当然のことだったのに。ねぇ、KATーTUNとの約束、忘れちゃったの。

そんな居て当たり前の存在が不仲で解散するという。なのにどうして5時間もかけて、彼らがとても楽しそうにしている姿を見せつけられたのだろう、私達は。不仲で解散するんじゃなかったのか。ベストフレンドで泣く中居くんがいて、つられて泣く草彅くんがいて、そんなふたりをバシバシ叩く慎吾ちゃんがいて。その光景からまだ3年だ。理解できないよ。

 

SMAPの解散に関する報道は、もう何が本当で何が嘘なのかわからなくて、でも分からないなりにかんがえても、簡単に空中分解するような信頼関係しかなかったなんて、そんなはずないとしか思えない。

そしてSMAP誰ひとりとして、サヨナラもありがとうも、何も言わせてもらえなかったのも理解できない。本音はおろか嘘もつかせてもらえないのは、絶対絶対おかしいじゃん。いっそ嘘でもなんでも、あの1月の公開処刑みたいなのでも良かった。それすらもさせてもらえないのは、嘘がバレるとマズイからとしか思えないんだ…

 

 

27曲ノンストップメドレー、ほとんどカットせずに流してくれてありがとう。実は私、あの日フジテレビの7階のレストランでアルバイトしてました。だから見てなくて。あの頃はジャニヲタも開店休業中で全然ヲタらしいことやってなかったから当然録画もしてなくて。覚えてるのは、その日フジテレビから出てきたらたくさんのファンがSMAPの帰りを待っていて、それを横目にそそくさと帰ったことくらいで。

こんな日になって、気づいた。SMAPってこんなにもジャニーズだったんだってことに。歌もダンスも演出もターンする度に翻る衣装も、私が大好きなジャニーズのアイドルのステージだった。普段スマスマをはじめとするバラエティやドラマ、歌番組を見るだけじゃ忘れてしまっていた。木村くんはどんな瞬間もキラキラのアイドルで驚くし、中居くんはとっても体調が悪そうだったけど笑顔でやり遂げようとしていて、流石プロだなと思ったし。あと一番驚いたのが吾郎ちゃん。こんなにアイドルらしいスマイルで歌って踊る人だったか…って。それこそ予定調和の歌番組で歌う姿とは、全く違う。昨日ようやくこんなに素敵なアイドル「SMAP」に出会えたのに、次のコンサートが無いのが本当に信じられない。

 

 

でも解散したって、戻ってきたらいい。

イエモンだって解散して10年、活動休止してた期間入れたらもっと期間あいてて、でもオジサンになって戻ってきたじゃないか。「さようなら」も言わなかったのもポジティブにとらえたら、私たちはまだお別れを言われてないんだ。

だから、私もサヨナラは言わない、また会おうって言いたいね。